費用の相場

近年では、自分の死後に希望通りの遺産分割を行ってもらうため、遺言書を作成するといった高齢者が増えています。一方で、遺産を受け取ったとしても手続きが面倒になることから、あらかじめ遺言どおりに遺産を分配してくれる遺言執行者を決めておくといったケースも増えてきています。遺言執行者というのは、遺言書の通りに遺産を分配する手続き全般を行う人で、誰を指名するのも問題ありませんが、通常は銀行や弁護士、司法書士といった専門家を指名します。
遺言執行者に支払う費用の相場はその対象によっても異なっており、銀行では最低100万円超となっているところがほとんどです。弁護士の場合には、30~100万円程度と相場の幅が広くなっており、遺産の総額に応じて決めています。また、司法書士は20~50万円程度が一般的です。高額の遺産になると、遺産総額の1~3%を報酬としているところが多くなっています。
遺言執行者は、誰を指名しても行う業務は同じです。ただ、銀行の預貯金が多い場合には、名義変更などの手続きをスムーズに行うのが銀行ですし、訴訟にもつれるようなことがあっても弁護士や司法書士ならば対応ができるなど、得意分野が異なっています。

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